ハーツレンタカーにご協力いただき、ミニバンクラスのサイズや装備、スーツケースがどれだけ積めるか等、実際の車で試してきたので紹介します!
基本情報
ミニバンタイプは日本から予約ができる車で最大乗車数の7名定員を誇る人気のクラスです(夏や年末のピークシーズンは早めに予約しないと取れない時も多々あります)。
車の大きさも日本の一般的なアルファードやエルグランド等のミニバンより一回り大きく、車幅が2m越えの物もあります。また、全長も5m越えです。
ちなみにエンジンサイズは2800~3600ccくらいです。
シートアレンジでポピュラーなのは2列目が2席で3列目が3人乗りになっていることが多く、車幅が2mクラスの車なので3列目もかなりゆったり座れます。
実車
ミニバンを見てまず「でかっ!」と感じると思います。室内も大きく、2列目、3列目の後部座席も快適で、大人数での旅行が楽しくなります。
車種
車種で多いのはDodgeのGrand CaravanとChryslerのPacificaです。どこの営業所に行ってもこの2車種をミニバンのラインナップのメインにしているところが多いです。
ちなみに、Grand Caravanの大きさは車長 202.5 in (5,144 mm) 車幅 78.7 in (1,999 mm) で、 Pacificaは車長 203.6 in (5,171 mm) 車幅 79.6 in (2,022 mm)です。
そして、KIAのSedonaという車も目にします。
主な車種
- Dodge・Grand Caravan
- Chrysler・Pacifica
- KIA・Sedona
装備
パワーウィンドウなどの基本的なものや携帯音楽プレーヤーへの接続はもちろん、このクラスになるとバックビューモニターがついてくることが多いです。
後は、レンタカー会社のウェブサイトには書いていないですが、なぜかレザーシート(合皮)であることが多いです。
荷物の量
今回はミニバンクラスに多いDodgeのGrand Caravanで、7名で利用を前提に3列目を立てた状態でスーツケースを入れてみました。
使用したスーツケース
今回使用したスーツケースのサイズは下記のとおりです。
スーツケース・小
一般的に機内持ち込みできるサイズです(3辺の合計が115cm以内 – キャスター込み)。 私が使用したものはメジャーで測ったところ「57cm x 30cm x 23cm」でした。
スーツケース・中
3~7泊用の中型の物です(3辺の合計が138cm以内 – キャスター込み)。 私が使用したものはメジャーで測ったところ「65cm x 44cm x 26cm」でした。
スーツケース・大
一般的に預け入れできる最大の物です(3辺の合計が158cm以内 – キャスター込み)。 私が使用したものはメジャーで測ったところ「赤 – 77cm x 48cm x 30cm」、「黒 – 79cm x 49cm x 29cm」、 「紫 – 77cm x 44cm x 33cm」でした。
スーツケースを積む
ミニバンってスーツケースが意外と積み込めます。
まず、下との写真のように大きいスーツケースは何も考えずに2つなら積むことができます。
さらに頑張ってマックスで積み込むと、大きいスーツケース3つと中くらいのスーツケース1つ、もしくは大きいスーツケース3つに小さいスーツケース2つです。
上の写真を見てもらうとわかるように、紫色のスーツケースはスーツケースのフェイスを車の横に向け、立てたまま載せることができています。そして、同様に赤と黒のスーツケースを立てれれば大きなスーツケースがもっと積めると思います。
しかし、紫色のスーツケースより若干横幅の広い赤と黒のスーツケースは、スーツケース上部が 3列目シートの背もたれに干渉し、立ててしまうとトランクのドアが閉まりませんでした(3列目シートは背もたれを垂直に立てることができませんでした)。
もしトランクに乗らない場合は、2列目シートの間や足元に置くしかないです。
最後に1つ、現地でまれに日本車のミニバンもある場合がありますが、荷物が多い方はアメリカ車のミニバンが良いです。
日本車の場合、トランクのゲートとトランクの底が同じ高さで面一に揃っていることがあり、底をめくるるとその下が小さな収納ボックスになっているタイプの場合があります。その場合、スーツケース1つ分ぐらいの差が出てきます。
メリット・デメリット
メリット
メリットはもちろん乗車定員です。7名乗れる車はこのミニバンしかありません!
7名が1台で行動すると、ミニバンの燃費の悪さをカバーできるぐらい割安に移動できます。
ちなみに、現地では8名定員の車を割り当てられることもありますが、本来は普通の免許でアメリカでレンタカーできる最大の乗車定員数は7名らしいです。
デメリット
デメリットは小回りが利かないことです。
アメリカ本土で郊外を走る場合は問題ないのですが、ダウンタウン等の市街地を走る際は注意が必要です。
以前サンフランシスコのダウンタウンのドライブについて書きましたが、日本とほぼ変わらないような駐車場の状況で、幅2m級の車は慣れていないと難しいかもしれません。
また、ミニバン自体のデメリットではないのですが、夏休みシーズン、サンクスギビングシーズン、クリスマスシーズン、年末年始などは早めに予約しないとすぐにソールドアウトになってしまうのがデメリットです。
年齢制限(20歳~24歳の方 )
その他のデメリットとしては会社によっては20歳~24歳の方(アンダーエイジ)が運転する場合、ミニバンのアンダーエイジドライバー料金は他の車種クラスより割高な場合や、そもそもミニバンをレンタルできない場合もあります。
ちなみにハーツはアンダーエイジでもミニバンのレンタルが可能で、アンダーエイジドライバー料金は今現在(2019年10月)の価格で下記のとおりです。
- $45/Day – ニューヨーク州/ニュージャージー州
- $35/Day – コネンチカット州/マサチ ューセッツ州/メイン州/ニューハンプシャー州/ロードアイランド州/バーモント州
- $30/Day – その他の州
その他の車種クラス
ミニバン以外の車も紹介しているので、車種クラス選びの参考にしてみてください!
- 車種クラス
- エコノミークラス
- コンパクトクラス
- インターミディエイトクラス
- スタンダードクラス
- フルサイズクラス
- インターミディエイトSUVクラス
- スタンダードSUVクラス
- ミニバンクラス ( 本記事 )
今回協力いただいているハーツロサンゼルス空港店での利用をお考えの方は、私の利用体験談「初めてでも簡単!ハーツ・ロサンゼルス空港でレンタカー」をご覧ください!
最後に
実はこのサイズの日本車のミニバンが家にあります。乗りなれていないと最初はちょっと怖い大きさですが、視界も良く、意外と運転しやすい車です。
荷物も積めるし、大人数での旅行はミニバンを試してみてください!