今までにロサンゼルス空港や付近の市内営業所からレンタカーを借りた利用体験談やドライブルート、観光スポットを紹介してきましたが、今日は改めてロサンゼルスからレンタカーを考えている方に必要な情報を全てまとめてみました。
海外レンタカー自体が初めての方は「初めてでも心配無用、アメリカのレンタカーの借り方!」もご覧ください。
新レンタカーセンターのお知らせロサンゼルス空港に新しくレンタカーセンターができました。今後はレンタカー会社各社はレンタカーセンター内に営業所を移転する予定です。詳しくは「ロサンゼルス空港 (LAX) レンタカーセンター移転についてのお知らせ」をご覧ください。
レンタカーがあれば何ができる?
ロサンゼルスでレンタカーをされる方の目的は大きく分けて下記の3つです。
ロサンゼルス周辺のメルローズやハリウッド等を効率よく回るための交通手段、国立公園やアウトレットなどロサンゼルスから少し離れたエリアまでのドライブ、そして最後はラスベガスやアリゾナなど、近隣の都市への交通手段として使われる方が多いです。
「ロサンゼルス発!日帰り~2泊で楽しむおすすめロードトリップ集」では、日数別にレンタカーを使ったおすすめのロードトリップを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、その他にもロサンゼルス周辺のドライブをまとめています。ぜひのぞいてみてください。

ロサンゼルスでレンタカーするための条件
大手レンタカー会社では年齢制限があり、21歳以上でないと車を借りることができません(ハーツは20歳から可)。また、その他レンタカーを借りるために必要なものは下記のとおりです。
- 日本の免許証
- 国際免許証、または免許翻訳サービス
- 運転者名義のクレジットカード
ハーツレンタカーやダラーレンタカーは運転免許証の翻訳サービスが無料でその日にオンラインで作成できるので、便利です。
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保険と税金
下記で説明しますが、ロサンゼルス空港からレンタカーをする場合は保険や税金が意外と馬鹿になりません。その為、ほとんどの場合、レンタカー各社から出ている保険や税金が込みのパッケージプランがあればそのプランを利用するのが結果的に一番お得なレンタカーになります。
必要な保険
日本から予約をするプランには、ほとんどの場合CDWやLDWという借りた車の損害を補償する保険がついてきます。しかし、アメリカで一番怖いのは対人や対物の補償です。
対人や対物の補償は事故の規模や裁判等、様々な状況で金額が変わりますが個人では払いきれない額になることもあります。その為、追加自動車損害賠償保険は絶対に入ったほうが良いです。そして各社での追加自動車損害賠償保険の呼び名は下記の通りです。
- ハーツ・ダラー:LIS
- エイビス:ALI/TPL
- バジェット:SLI/TPL
- アラモ:SLP/EP
保険内容について、詳しくは「保険の種類を知ろう」をご覧ください。
高い税金とサーチャージ
レンタカーには消費税のほかに車両登録料、カリフォルニアツアーリズムフィーなどのサーチャージがかかってきます。特に空港の場合は空港利用料やカスタマーファシリティーチャージ等もあり、結局借りてみると予約の料金より大幅に高くなることがほとんどです。こういった税金も全て含まれた金額で最終的な料金が明示されているフルカバーのパッケージプランがあればそれを利用したほうが安心です。
少しややこしいですが、税金の種類を詳しく知りたい方は「ロサンゼルス周辺・レンタカーの税金について」をご覧ください。
レンタカー会社の選び方
レンタカー各社の特徴と会社の選び方は「アメリカ・レンタカー5社を利用して分かった各社の特徴と比較」をご覧ください。
また、現地でのレンタカー利用方法は下記の利用体験談をご覧ください。
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- エイビスレンタカー・ロサンゼルス空港営業所の利用方法
エイビスかハーツで借りる場合は事前に会員登録をすると楽です。
カウンターでのやり取りについて英語が心配でも、事前に会員のページでオプションや保険の希望を入力できるので強引なセールスなどにもあわずに済みます。
営業所選び
私は市内からの利用よりロサンゼルス空港からの利用を強くお勧めします。
なぜ空港からの利用をすすめるかというと、市内と比べるとレンタカー営業所の規模が違い車の在庫数もけた違いです。在庫数が多いと貸出時の車に万が一不備があった場合も融通が利きますし、利用できる車が戻ってきていない(準備できていない)等という事もまずありません。
実際ロサンゼルスの営業所に行っていただければ市内の営業所との規模の違いが一目瞭然だと思います。
また、市内の営業所では在庫を止めておく駐車場スペースに限りがあるのでSUVやミニバン、コンバーチブル等の特殊な車の種類が少ない場合があります。そのため、ミニバンを頼んだのに大きなSUVになったり予約した車種と違う車になってしまう可能性が高くなります。

車種クラス選び
ロサンゼルスのレンタカー会社の車種ラインナップはアメリカ車・日本車・韓国車が大半をしめます。車選びも旅の楽しさを左右する重要なポイント!という方は、現地で自分の乗る車を選べるハーツかアラモがおすすめです(ロサンゼルス空港の場合)。

この2社は、広い駐車場に各クラスごとに車が並んでおりその中から自分の好きな車を選んで乗ることが可能です。特にハーツは各クラスごとに置いてある車も種類が豊富です(SUVやコンバーチブル、ミニバン等の特殊なものでなければ、日本車も各ラインナップに1台以上はあると思います)。
一般的に車種クラスはコンパクトクラスが移動手段としては人気です。
これはロサンゼルスに限らず、日本からの海外レンタカーではコンパクトが人気のようです。私のおすすめは走行性をとってインターミディエイトかフルサイズです。「ミッドサイズとフルサイズクラスはだいぶ差がある?」も参考にしてみてください。
各車種クラスの詳細は「レンタカーの車種クラスについて」をご覧ください。
カーナビ等のオプション
従来のポータブルGPSの貸出は減り、現在はスマホを接続できるCarPlayが搭載された車が普及してきています。こちらは確約はできないものの、スマホがネットワークにさえつながっていれば無料で利用する事が出来てとても便利です。
詳しくは「レンタカーのカーナビ事情 | アメリカ・ハワイ」をご覧ください。
いずれにしろ、私の感覚ではCarPlayの有無にかかわらずナビはスマホで十分です。その為、今までのGPS代と考えてポータブルWi-Fiや現地で使えるSIMカードを持って行くのが良いと思います。

利用時の注意点
有料道路
特に質問が多いのは有料道路の使い方です。 ロサンゼルスの空港から貸し出しの場合はほとんど の車に有料道路の支払い装置がついています。 しかし、有料道路を使う機会はほぼないと思います (私はロサンゼルス近郊に住んでいますが、最後に有料道路を使ったのがいつだったか覚えていないくらいです) 。
さて、ロサンゼルス近郊の有料道路は、日本の高速道路のような全レーンが完全な有料道路は少なく、例えば5レーンある高速道路の左の2レーンが有料道路のようになっています。有料レーンは交通量も少ないので利用のメリットは一応あります。また、このような有料道路は区間ごとの料金が決まっているわけではなく、交通量に合わせて金額も変動します。
注意点としては有料区間の前にゲートがなく、いきなり利用していたレーンが有料になったりしてしまうので、有料道路支払い装置は常にオンにしていた方が良いです(使用しない場合はオンにしてても料金はかかりません)。逆にオンにしていないと利用料ではなく罰則金がかかります。詳しくは「アメリカの有料道路の使い方」をご覧ください。

その他
一般的な交通ルールや、有料道路の使い方、ガソリンの入れ方、注意事項は「利用方法」を確認ください。
走行で注意が必要とすれば、カリフォルニア州の走行速度制限は、一般的に周囲の交通の流れに合わせることが優先されます。例えば、時速40マイルの制限区域でも、周囲の車の流れが時速45マイル程度であれば、その速度に合わせて走行することがよくあります。これは速度超過を推奨するものではなく、わずか1マイルの速度超過でも即座に違反切符を切られるような絶対的な速度制限が適用される州ではないという、カリフォルニア州の運転文化を反映しています。
また、高速道路を走行する際は、十分な車間距離を確保するようにしてください。時速100キロ以上の速度が出ているにもかかわらず、車間距離が短く、急ブレーキを踏む車が多く見られます。特に、通勤時間帯の高速道路はどこも交通量が非常に多く、それに伴い交通事故も多発しています。安全運転のためにも、車間距離には常に意識を向けましょう。

まとめ
- 国際免許証か各社の免許翻訳サービスが必要。
- ロサンゼルスでレンタカーするなら空港から利用するのがおすすめ。営業所の規模が違う。
- エイビスかハーツで利用するなら事前に会員登録すると現地の手続きが楽。
- 現地で利用する車を選びたいならハーツかアラモで利用する。ハーツの方が車種ラインナップが多い。
- 利用プランは迷わず保険税金の含まれたフルカバーのプランの方がお得。
- 車種クラスは特に希望がない場合はインターミディエイトかフルサイズが良い。
- ナビを借りるよりは日本からモバイルWi-FiやSIMカードを持ってくると良い。
その他ロサンゼルス関連のレンタカー情報は「ロサンゼルス周辺情報」をご覧ください。また、レンタカーの予約から利用に関する一般情報情報は「レンタルガイド」に詳細を書いています。
おすすめレンタカー
上記会社の選び方のところに私が実際にロサンゼルス空港で借りたレンタカー体験談を紹介していますが、改めて、下記の5社がオススメのレンタカーです。
ハーツ
ハーツの空港営業所はアルティメイト・チョイスが使えるので、自分の乗る車が選べます。ゴールドメンバー(初回登録時を除く)はカウンターに立ち寄らず車をピックアップできるので早いし、簡単です。
アラモ
アラモはアラモセレクトが利用できるので、自分の乗る車が選べます。日本円建てのプランはHowtoRoadTripから申し込みをすると10%引きです。
エイビス
エイビスはプリファードの優先サービスも使え、手続きも簡単です。HowtoRoadTrip限定の優待割引も展開しています。
バジェット
他のロサンゼルスのレンタカーと比べてとてもスタンダードなレンタカー会社です。HowtoRoadTrip限定の優待割引も展開しています。
ダラー
ダラーレンタカーは価格的にとってもリーズナブルなレンタカー会社です。不定期でHowtoRoadTrip限定のキャンペーンも行っています。
