今日はアメリカ横断等のロードトリップや、バケーションで長期滞在される方のために、長期レンタルについて紹介したいと思います。
短期と違い、長期の滞在では毎回外出の度に公共の交通機関ではストレスになるので、レンタカーは必須アイテムです。レンタカーがあれば行動範囲も広がり、現地に住む人たちと同じようなバケーションスタイルを楽しむことができます。
長期レンタルをする前に知っておくこと
長期レンタルの期間って?
日本から予約するアメリカのレンタカーでは大体3週間以上のレンタルが長期と呼ばれることが多いです。そして、レンタカー会社は特に長期割引プラン的なものを出していません。
しかし、日本からの予約料金はもともとお得に設定されているので、各社から出ている優待や割引を駆使すると現地で借りるよりだいぶやすく借りることができます。
滞在期間の制限
アメリカは長期滞在でもビザがない場合は1回の滞在の最長は90日までです。その為、日本から借りられるアメリカのレンタカーは最長でも90日と考えてください。
それ以上は居住者とみなされ、色々と州によって複雑な制限が出てきます。
おすすめのレンタカー
私が長期レンタカーでおすすめするのは下記の5つのレンタカー会社です。そして、各レンタカー会社、公式のホームページで予約をして行くのがベストです。
私はどの会社も利用したことがあり、クオリティーは十分です。
理由は、なんといっても日本に事務所があることが一番大きいです。長期レンタルって借りる前に不安も色々出てくると思いますが、心配なことがあれば電話で質問もできます。
ただ、注意点は公式サイトからではなくレンタカーをまとめて比較できるようなサイトから予約すると、日本の事務所に連絡を入れても対応してもらえない場合があります。
予約は各社公式サイトで!
レンタカー会社の制限
レンタカー会社は保険や税金込みのお得なパッケージなどを出していますが、90日連続で借りられるパッケージプランはアラモ以外では見たことがありません(ハーツも90日連続で借りることが可能ですが、保険など付いてるパッケージプランは予約不可でした)。
各社連続で借りられる日数は下記の通りで、それ以上の日数を借りる場合はいったん車を返却し、新たなレンタカーを借りる必要があります。
例えばダラーで5週間借りたい場合は、3週間のレンタルと2週間のレンタルの2つの予約を取る形になります。
パッケージプランを連続で借りれる日数
- ハーツ:62日
- アラモ:90日
- エイビス:60日
- バジェット:30日
- ダラー:28日
リースはだめ?
長期レンタル=リースではなく、一般的にはリースはまた違ったサービスになります。そして、旅行者でリースを申し込むのは難しいと思います。
そのため、アメリカでも長期レンタルはLong Term Car Rental Discountや、Monthly Car Rental Discount等と呼ばれ、リースとは区別しています。
リースは考えないほうが良いと思います。
長期レンタカーを借りるコツ
空港から借りる
長期で借りる車は空港から借出すことをおすすめします。空港から借出すメリットとしては、なんといっても車の在庫数が多いからです。
市内の営業所だと、貸出用に準備されている車以外自分が予約した車と同じクラスの車がない場合があり、車を選ぶ選択肢がない場合があります。空港からの場合だと、あくまでも自分で申し出る必要がありますが、借りる車の色や形が好みでない場合は係りの人に交渉して車を変えてもらうことも可能です。
また、アラモセレクトやハーツのアルティメットチョイスが使える営業所であれば、自分で予約したクラスの車から乗りたい車を選ぶことが可能です(現在市内ではこのサービスはありません)。
やはり長く乗る車なので、少しでも見た目も気に入った車の方がレンタカーも楽しくなると思います。
ちなみに、空港から借りる場合は市内で借りる時にはかからない空港利用料がかかってしまいますが、税金なども含まれるパッケージプランで申し込みをすれば市内から借出すのと同じ金額でレンタカーができます。
複数回に分けたほうがお得
長期の場合、90日まで連続で借りないにしても、複数回に分けて借りる方が良い場合があります。
ガソリン代の節約
例えば返却時にガソリンの満タン返しが必要ないプランで借りる場合は、2週間のレンタルでも1週間x2回のレンタルに分けると、借り直すための返却手続きと借出しの手続きの手間は発生しますが、ガソリン代を1タンク分節約することができます。
フルサイズクラスの車でガソリン1タンクともなると50~60ドルはするので、大きな節約になります。
ただ、今の車はガソリン1タンク満タンでだいたい4~500マイルは走ると思うので、よっぽど毎日色々車を走らせる場合でなければ、毎週車を交換しに行くのは逆に手間となってしまいます。
7日間の倍数で返却
なぜ7日間の倍数かというと、各レンタカー会社はウィークリー料金を設定していて、1週間のレンタル料金は大体デイリーの料金の4~5倍位程度になります。
例えば、デイリー料金が100ドルでウィークリー料金450ドルだとします。
2週間レンタルしたい場合は単純にウィークリー450ドルを2回借りるので900ドルです。
これをガソリン代を考えて2回に分けて車を借りる時、4日間と10日間で分けてしまうと、下記の様に1150ドルになってしまいます。
4日と10日で分けた場合のレンタル料金
- 1つ目のレンタル:400ドル(100ドル*4日)
- 2つ目のレンタル:750ドル(100ドル*3日 +450ドル*1週間)
計:1150ドル
できる限り7日間のウィークリー単位でレンタルを分けて借りる方が良いです。
90日以上の利用、又はビザ持ちの方
免許の制限
ビザを取得してアメリカに入国する場合は、滞在期間に関わらず、日本の免許証及び国際免許証や免許の翻訳の効力が変わってきます。そして、90日以上の滞在はビザの取得は必須です。
ほとんどの州では「州内に住居を定めた日から○○日以内にその州の免許の取得が必要」と言うような決まりがあります。詳しくは各州のDMVのホームページから探すことができます。また、運転する州ではなく、滞在する州の決まりに従います。
各州のDMV公式サイトはUSA.govから見つけることができます。
ただ、レンタカー会社のカウンターでそこまでは詳しくチェックはしないので、国際免許や免許翻訳の有効期間内であれば、日本の免許証を利用してアメリカでレンタカーを借りれてしまうと思います。
その場合、一応、日本の免許では運転できない決まりの中で日本の免許で運転することになるので、何かトラブルがあった場合は自己責任になってしまいます。
レンタカーを借りるには
アメリカの免許を取得してからはアメリカの免許で車を借ります。
アメリカの免許でレンタカーをする際の注意点は、日本のパッケージ料金が原則的に利用できず、現地のレンタカーサイトから予約をするのが一般的です。
詳しくは「お得な料金プランは日本の免許証じゃなきゃ利用できない!?」をご覧ください。
最後に
長期レンタルというと、すごい割引を得られそうな感じもしますが、そういった利用者がまだ日本では少なく、さらに、免許の制約などもあり、特別な長期レンタルの割引が用意されていないのが現状です。
しかし、優待や割引を使うことでかなり出費を抑えられるので、必ず申込前には割引をチェックして申し込みをしましょう!