アメリカのレンタカーを予約するための格安レンタカー比較・予約サイトも日本語化が進み、レンタカー会社の公式予約サイトからでなくてもアメリカのレンタカーの予約が可能になりました。
今日は、そこで格安レンタカー比較・予約サイトで予約を取る際の注意点を上げてみたいと思います。
格安レンタカーサイトは格安?
有名どころではrentalcars.comやエクスペディアなどがありますが、私の感覚で言うと特別安いというわけではありません。
しかし、格安サイトのメリットは多くのレンタカー会社の価格が一度に比較できるので、ちょうど借りたい時期に低価格でレンタカーの貸出しを行っているレンタカー会社を見つけるのには便利です。
もちろんこういった格安レンタカーサイトがレンタカーの公式サイトより安くレンタカーを販売していることもあり、それができる一つの理由として、格安レンタカーサイトは独自のレンタカー保険を販売しています。
ただ、この保険をちゃんと理解していないとトラブルの種になりかねないようなものなので、保険について紹介します。
格安レンタカーサイトの保険
格安レンタカーサイトは予約の際に保険に加入できるオプションがあったり、既に保険がレンタカーに含まれている場合もあります。これはとても複雑で利用する格安レンタカーサイトの日本語ページの完成度によっても内容が変わってきます。
サイトによっては日本からの予約の場合はLDWを必須アイテムとしレンタカー会社から提供される保険が自動的についてくる場合もあるようですが、基本的には格安レンタカーサイトから提供される保険になります。
予約の際、ついてくる保険(もしくは自身で申し込む保険)がその予約サイトからの保険か、レンタカー会社からの保険を確認するようにしてください。
保険の2重払い
一番多いケースは、こういった格安レンタカーサイトが提供する保険を予約した場合、レンタカー契約の際に現地のカウンターで「保険に入ってなくて大丈夫?」と聞かれ、「保険も予約した!」と口論になるケースです。そして、最終的に保険に入らないのは怖いので現地カウンターにてレンタカー会社が提供する保険にも入ってしまうパターンです。
これは、現地レンタカーの係員には自分がその格安レンタカーサイトで保険を購入している情報を知る術がなく、レンタカー会社からしてみれば車だけの予約が入っているようにしか見えないためです。
格安レンタカーサイトで保険を購入していてる場合は、レンタカーカウンターにて保険の加入を勧められてもレンタカーをカバーできる保険を持っているので追加で保険が必要ない旨説明する必要があります。
保険のやり取りは面倒
レンタカー会社から購入する保険は、万が一事故にあっても事故対応の窓口は全部そのレンタカー会社になります。基本的には事故後のポリスレポート等の処理さえしっかりしていれば、簡単なレポートをレンタカーのカウンターで提出するだけで保険の処理も完結し、新しい替えの車を出してもらえます。
しかし、格安レンタカーサイトから提供される保険では状況は変わってきます。まず、レンタカー会社は自分が保険に入っている事すら把握していないので、全ての請求等が直接自分に届いてきます。そして、それらを全て保険で対応するためには自分で保険会社とアレンジをする必要があります。実際私はこの手続きをしたことが無いので何とも言えませんが、全て英語で対応するのはかなり敷居が高いと思います。
また、予約を取る格安レンタカーサイトと利用をするレンタカー会社の組み合わせで対応も変わってくると思うので、ネット上で「こう対応した!」という情報が自分にも当てはまると限りません。
その他知っておくべき事
さて、保険だけなんとなく理解していれば格安レンタカーサイトで予約を取った方が少しは安く利用できるかな?と感じますが、実際にはもうちょっと違いを感じる事もあります。
優先順位
あくまでも私の感覚ですが、現地カウンターにて予約経路別の優先順位は一般的に自社サイトの予約(支払い済み)→自社サイトの予約(後払い)→ 格安レンタカーサイト経由と言うような扱われ方をします。
これはたぶんホテルなどの業界も同じことだと思いますが、繁忙期に在庫がうまく調整できないような時や何か問題があると、優先順位の高い予約から先に対応するので優先順位の低い予約は待たされたり車が変わってしまう可能性があります。
普通に借りる分には問題ないと思います。
カスタマーサービス
こういった格安レンタカーサイトから予約をしトラブルがあった場合、「カスタマーサービスをたらい回しにされた」というようなケースを目にしますが、現実問題ある程度そういうものと考えておいた方が良いです。
まず、レンタカー会社は予約時にそのレンタカーの予約代金がいくらだったかや、格安レンタカーサイトが用意する保険に入っている場合はそういうものの加入状況も全く把握できません。その為、現地で借り出し時に問題があったとしてもレンタカー会社では対応できず「予約を取ったところで確認して」と言われてカウンターではとりあってもらえない事もあります。
また、一般的にレンタカー利用後の対応も予約を取ったところに問い合わせをする必要があるので、レンタカー会社に問い合わせをしても「予約を取ったところで確認してください」と言われてしまいます。
私もレンタカー会社の日本の代理店窓口の方とお話をしたことがありますが、自社の日本語公式予約サイトを経由していない予約に関しては、プライバシーの件もあり予約情報すら確認できないので対応のしようもないそうです。
最後に
ホテルや飛行機と合わせてレンタカーが予約できるエクスペディアのようなサイトや、レンタカー専門のrentalcars.comのようなサイトはとても便利で最安値で車を借りれるチャンスはありますが、何か問題が起きた時は全て自分で対応しなければなりません。
その為、1日あたり数ドルの差であれば各社の公式の日本語のウェブサイトで予約を取るのが良いと思います。特に初めて海外レンタルされるような方は安心度が全然違います。
そして、皆様が少しでもレンタカー代金を節約できればと各社からキャンペーンも頂いているので「キャンペーン」をご覧ください。