ハワイのレンタカーの税金計算は複雑です。
ただ、日本から予約の場合は税金・サーチャージの含まれたお得なパッケージプランがたくさんあり、細かい計算が必要な事はほぼありません。実際、レンタカー会社の予約の窓口の方でも税金の各項目の金額はわかっても、どのように計算されているかはなんとなく程度しか記憶していない人もいます。
ここでは、「こういう税金が実際にはかかっているんだ」程度に見てください。
レンタカーにかかる税金のまとめ
ハワイ州税
レンタカーには州税がかかります。
オアフ島では4.172%、その他の島(ハワイ島、マウイ島、カウアイ島等)は4.166%です。レンタカーでは車体料金や、空港使用料、車両登録料(VLF)、オプション等が課税対象になります。
※ 保険は課税対象にはならないのですが、LDW/CDW等は保険ではなくオプションの扱いになるところがほとんどです。
ステイトハイウェイサーチャージ
ハワイ州のステイトハイウェイの改修費に充てられる金額です。$3/日で、税金はかかりません。
車両ライセンスフィー(VLF)
車の登録料(車両登録料)です。
1日当たり、50セント~$2程度です。州税の対象です。空港からのレンタルは空港施設利用料も対象です。
空港施設利用料(11.11%)
空港からの利用のレンタルにかかる、施設利用料金です。
基本的には全ての料金が空港施設利用料の対象で州税の対象です。
カスタマーファシリティーチャージ(CFC)
空港利用料みたいなものなので、空港からのレンタルのみにかかります。
空港がレンタカーのビルを常に新しく保つために徴収している金額です。最近ではホノルル空港のレンタカービルがアップデートされたのも、CFCを利用してアップデートされました。金額は$4.5/日で州税の対象です。
ハワイのレンタル料金計算例
例えば、下記のようなレンタルをハワイで借りるとします。
- 1日レンタカー(車体)料金$50
- ホノルル空港利用
- 車両ライセンスフィー(VLF)が$0.61
- その他保険、オプション利用無し
1. まず空港施設利用料の計算をします
- レンタカー料金:$50
- 車両ライセンスフィー(VLF):$0.61
合計$50.61の11.11%が空港施設利用料になり、この場合$5.62になります。
2. 次に州税の計算をします。
- レンタカー料金:$50
- 車両ライセンスフィー(VLF):$0.61
- 空港施設利用料:$5.62
合計$56.23の4.712%が州税になり、この場合$2.65になります。(小数第3位はほとんど繰り上げられます)
3. 最後に全部足します
- レンタカー料金:$50
- 車両ライセンスフィー(VLF):$0.61
- 空港施設利用料:$5.62
- 州税:$2.65
- ステイトハイウェイサーチャージ:$3
- カスタマーファシリティーチャージ:$4.50
そしてこのレンタル合計は$66.38になります。
税金一覧早見表
空港施設利用料 | 州税 | |
---|---|---|
レンタカー車体料金 | 〇 | 〇 |
ステートハイウェイサーチャジ $3/日 | × | × |
車両ライセンスフィー
(VLF) | 〇 | 〇 |
カスタマーファシリティーチャージ (CFC) $4.5/日 | × | 〇 |
空港施設利用料 | – | 〇 |
保険
(LDW/CDWを除く) | 〇 | × |
オプション | 〇 | 〇 |
- 空港施設利用料 11.11%
- 州税:オアフ島:4.712 – その他の島:4.166%
※ 2016年11月現在のもので、私が実際に見てきたレンタカーのレシートを基に作成してあります。
※ レンタカー会社によっては見積もり時に若干違う数字が出てくることありますが、過去のレンタカー利用のレシートより計算すると、上記のようになるケースがほとんどです。