アメリカのガソリンの入れ方について説明します。
ガソリンの価格表示について
先ずはガソリンの価格についてです。
ガソリンスタンドではガソリンの価格が遠くからもわかるように表示されています。下の写真では469 9/10と数字がつながっていますが、これは1ガロン当たり$4.699(実質$4.70)という意味です。
ガソリンの単位アメリカのガソリンの単位はリットルではなくGALLON(ガロン)で、1ガロンは約3.8リットルです。
支払い方法
支払い方法は大きく分けて2通りあります。
- ガソリンスタンドに併設する店舗で支払いしてから給油をするタイプ
- 利用する給油マシンにクレジットカードを差し込み給油するタイプ
一般的なガソリンスタンドの給油マシンは日本のクレジットカードを受け付けないものが多く、その場合は併設店舗での支払いになります。ただ、最近の給油マシンは日本のクレジットカードを使える物が増えてきており、その場合は給油マシンにクレジットカードを差し込んで支払いができます。
この違いを見分けるには、まず給油マシンに日本のクレジットカードを挿入します。そしてクレジットカードに付帯するZIPコード(アメリカの郵便番号のようなもの)の入力を求められた場合は日本のクレジットカードを使えない給油マシンなので併設する店舗で支払いをする必要があります。
日本のカードで支払いできる場合はZIPコードではなくPINコード(暗証番号)を求められます。
併設店舗で支払う方法
前述の通り給油マシンが日本のクレジットカードを受け付けない場合やキャッシュで支払いをしたい場合は、利用する給油マシンの前に車を止めて店舗に入ります。車を離れる時はちょっとの時間でも鍵をかけるのを忘れないようにしましょう。
そして、キャッシャーでは何番の給油マシンを使うかを伝えましょう。下の写真のように給油マシンの上に番号が振ってあります。この場合は7番です。その後、給油する額とその支払い方法を伝えます。
クレジットの場合
30ドル分などガソリンを入れたい額をキャッシャーで伝えてその金額をクレジットカードで支払います。
もし満タンに入れたい場合は「100ドル分」などと多めに伝えて支払いをします。そして、もし70ドル分しかかからなかった場合は残りの30ドル分は後からクレジットカードに払い戻しがあります。払い戻しのタイミングは店舗のカード処理のタイミングによって変わってくるので、その場ですぐ返金処理がなされる場合と翌日以降になる場合があります。
キャッシュの場合
キャッシュでデポジットを渡します。例えば40ドル分の給油であれば先に40ドルを渡します。給油後、満タンで30ドルしかかからなかった場合は当然のことながらお釣りをもらえます。
40ドル分入れ切ったとしても、レシートは忘れずにもらいに行きましょう。
給油マシンで支払いする方法
給油マシンに日本のクレジットカードを入れるとPIN#を求められるので入力します。その後、画面の指示に従い給油を開始します。
私の経験上、MobilやChevronでは日本のカードで支払いできる店舗にあたる可能性が高いです。そして、最近利用した76では日本のカードが使えませんでした。
給油方法
支払い準備が出来たら給油を開始します。
運転席に給油のドアを開けるボタンが無い場合は、給油ドアに鍵自体が無く外から押して開けるタイプの場合があります。日本車では珍しいタイプですがアメリカ車にはこういうタイプも多くあります。
ガソリンの選択
ノズルを給油口に差し込み給油するガソリンを選びます。通常は87 REGULAR(レギュラー)を選びます(写真では黄色いボタンが3つ並んでいる一番右です)。
それ以外はレンタカー会社よりハイオクを入れる等の指定がない限りは使用しない方がよいです。ただ、間違って選択してしまっても問題はありません。
給油完了
日本のガソリンスタンド同様に、満タンになるか支払済みの分の給油が終わると自動的に給油が止まります。
給油が終わったらノズルをもとの位置に戻します。
レシートをとる
ノズルをもとの位置に戻すと、給油マシーンの画面上でレシートの有無を問われます。希望であればYESのボタンを押すとレシートが出てきます。紙切れでレシートが出てこない事も良くあるので、そういう時は店舗に行きレシートを出してもらいます。
ガソリンを入れる前に!
ガソリンの値段は都市によって大きく異なります。
基本的には田舎に行けば行くほど安いです。都会(大きな街)であれば同じ市内の各ガソリンスタンドによっての料金の差は少ないですが、アメリカ本土でロードトリップを行う際 は注意が必要です。
まず、国立公園手前でガソリンスタンドが1つしかないような場合はかなり値段も高めに設定してあることが多いです。もちろんそうでない場合もありますが、基本的には高いと考えていた方が良いです。
また、周りに何も無いような高速道路を走っていてようやくたどり着いた街でガソリンを入れる場合も、高速を降りてすぐ給油するのではなくいったん街の中を少し走ってみてください。そのガソリンスタンドだけ極端に値段が高い場合があります。数セント程度なら特に気にしないですが、1割以上も値段が変わってくる場所もあります。
私はレンタカーを使って知らない街を走る場合は、その街のガソリンの値段の相場を把握していないのでガソリンがカラカラになる前に「このガソリンスタンドは安いな」と思ったらこまめに入れる用にしています。
ガソリンスタンドで使える英会話
給油番号を伝える
- ガソリンをX番で給油したいです。
- I want to put gas in number X.
実際にローカルの人は 「Number X, please」と伝えます。
給油したい金額を伝える(現金の場合)
- 40ドル分現金で給油したいです
- I want to fill up the gas for $40 in cash.
クレジットカードで給油する
- このクレジットカードで給油したいです
- I want to fill up the gas with this credit card.
最後に
最初はどうやっていいか迷うと思いますが、一度体験すれば特に難しいことはないのです。
返却前の給油はお忘れなく!