レンタカーを借りたらまず気になるのが駐車場についてです。ここではアメリカの駐車場事情について紹介します。
左ハンドルでバックできるかな?という技術的な事については、アメリカの駐車場はアタマからとめるのが一般的で駐車場の幅も広いので意外と簡単に止められます。
駐車場情報
ホテルの駐車場
ホテルの駐車場には自分で立体駐車場に駐車するセルフパーキングと、ホテルの前で車を下ろしサービスマンに鍵を渡すバレーパーキングの2種類があります。
セルフパーキングについて
ハワイ
ほとんどのホテルでは有料です。コンドミニアムタイプやモーテルだと駐車が無料の場所もあります。セルフパーキングは1日$30くらいで、セルフのメリットはなんといっても価格です($30は高いですが、バレーよりは安いです)。しかし、夕方の食事前などホテルに食事目的で来る人もいるので中々駐車スポットが見つからない場合も有ります。
アメリカ本土
多くの観光地にあるホテルの駐車場は有料です。しかし、郊外のホテルでは無料の場合もあります。事前にホテルで確認したほうが良いです。私はホテルの駐車場代も考慮していつもホテルの予約をします。
バレーパーキングについて
バレーパーキングの金額はホテルによってまちまちですが、セルフの2倍ぐらいします。
バレーパーキングのメリットは、ホテルの前に車をとめるだけなのでとにかく楽です。しかし、割高なうえにサービスマンにチップを払ったりとちょっと出費がかさみます。また、乗り出す時に車をホテルの前までもってきてもらうので時間がかかる場合があります。
ショッピングセンター・スーパーマーケットの駐車場
ショッピングセンターは基本的に無料の駐車場があります。アタマから駐車しやすいように、放射状に駐車スペースが並んでいる場合もあります。その場合は必ずアタマから止めましょう。
観光スポット・ビーチの駐車場
場所によって無料の場合や、有料の場合が有ります。
駐車スペースが限られているのでなかなか空きがなく、駐車に時間がかかる場合も有ります。大きな商業的な観光スポットで無い限り有料でも数ドルあれば駐車できると思います。
コインパーキングもあるので、25セントコインを数枚持ってると便利です。
路肩に止める場合
路肩に止める時の注意点は、縁石の色です。
何も色が塗られていない場合は駐車可能です。また、緑に塗られている場所は時間限定で駐車可です。駐車可能な時間は縁石にペンキで書かれていたり、近くの標識に書いてあるので、注意してください。
縁石の色について
- 白く塗られている場所: 人の乗り降りくらいの時間駐車可
- 黄く塗られている場所: 荷物の積み降ろし目的で駐車可
- 赤く塗られている場所: 駐停車禁止
- 青く塗られている場所: 許可車、障害者用車両のみ駐車可
- 緑に塗られている場所: 時間限定で駐車可
※緑に塗られている場所で、とめた時には平気だったが、時間までに戻れず駐車禁止の違反をもらわないようにしましょう!
路上の駐車に関する標識
下記が、アメリカでよく目にする駐車の標識です。
障がい者マークの駐車場
障がい者マークのある駐車スポットにはとめてはいけません。例えば、日本で障がい者手帳をお持ちの方でも、アメリカで交付された青い障がい者マークを車につけていなければ、違反となります。
NO PARKING
この標識がある場合はいかなる場合も駐車してはいけません。車がTOWING(レッカー)されてしまう場合もあります。誰もがわかるように簡単な英語で「NO PARKING」となっているので、駐車しないように気を付けましょう。
時間指定で「NO PARKING」
町の清掃車が通る時など、曜日や時間を指定して駐車禁止の場合もあります。左の図は水曜日の朝3時~朝5時までが駐車禁止です。それ以外の時間帯は駐車可能です。右の図は水曜日の朝10時~午後12時までが駐車禁止です。それ以外は駐車しても問題ありません。
指定範囲内で駐車可能
これは「1時間」「2時間」など、制限付きで駐車可能です。また、駐車可能な曜日や時間の指定もある場合があります。左の図は、朝9時~夜7時までの間であれば1時間だけ駐車可能です。右の図は月曜から金曜に限り、朝8時~夕方5時の間は2時間駐車が可能です。これらの標識の中には「CUSTOMER ONLY」等の注意書きがある場合もあります。その場合は歩道を挟んだ前のお店のお客でないと利用できません。
最後に
アメリカでレンタカーをすると、路上駐車をする場面も多々あります。
駐車違反にはくれぐれも気を付けてください!