旅行に行く事は決まっていても、一緒に行く仲間や家族の有休の調整等で日にちが中々確定しない事や、出発直前にならないと飛行機が確定しないツアーもあります。そこで、レンタカー会社には、レンタカーを借り押さえしたいという問い合わせや、時間帯をずらして複数予約をする方もいるそうです。
しかし、レンタカーの予約にはルールがあり、誤って予約をすると何の連絡もなしに予約がキャンセルされてしまう事もあります。
ピークシーズンは早めに予約をしないと希望の車種クラスで車が取れなかったりするので、今日は仮押さえや重複予約について少し説明したいと思います。
また、複数のレンタカーを借りる場合、同行するメンバーによって運転者が確定していない場合の予約の取り方についても紹介します。
レンタカーの借り押さえ
予定があいまいで日にちが確実でない場合も、アメリカのレンタカーには仮押さえはなく、車を抑えたい場合は予約を入れる必要があります。
予約をしてもキャンセル料はかからない?
予約をしても、現地で支払うタイプの予約であればキャンセル料はかかりません。また、日本で事前に支払うプランでも、支払予定日まではキャンセル料がかからないものがほとんどです。
仮予約ではなく、車を抑えたい場合は予約を入れて車を抑える形になります。
予定後に変更はできる?
出発1週間前に航空便が決まり、航空便の到着時間を変更する程度であれば、特に問題はありません。しかし、借りる日数や利用日が変わってしまう場合は、予約の取り直しになってしまいます。
そのため、例え押さえていた日数より利用日が短くても、車が取れなくなってしまう場合もあります。
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プランの変更は?
プランによって予約締め切り日が異なるので、日数に十分な余裕があればプランの変更も可能です。
しかし、出発ギリギリになると在庫が動かせないこともあり、予約が全く変更できなくなってしまう場合もあります。
2重予約は絶対ダメ
飛行機は同じ日に同じ人が2重で予約できないシステムですが、レンタカーも同様に、同じ日に同じ人の名前で複数レンタルすることはできません。
また、1台目のレンタル期間中に同じ人が違うレンタルをすることもできません。
特にピーク時は現地カウンターも予約内容を確認してなんとか車を回しているので、2重予約などがあると、勝手に予約を落とされてしまいます。
この場合、キャンセルされたことを全く連絡してもらえない時もあります。
実際に、追加ドライバーを現地でつけてレンタル期間中にもう1台レンタルしたい場合は、違う人の名前で車を借りる必要があります。
レンタカーを同じ日に複数台必要な場合
グループで行く旅行で、複数台の車を同じ日程で予約する際は注意が必要です。
「とりあえず代表者名でレンタカーを2台予約」としてしまうと、上記の2重予約とみなされてしまいます。その為、1台ごとに借りる人の名前を変える必要があります。
運転者が決まっていない場合
明確な運転者がだれか決まっていない場合は予約が取れません。
とりあえずで良いので、車を借りる台数分、必ず旅行に参加される方で車を借りることができる方(予約の条件を満たしている方)を決め、その方の名前で予約を入れるのが良いと思います。
現地ではその方に契約手続きをしてもらい、実際に運転される方を追加運転手として借出し時に登録すれば問題ありません。
契約者が支払い
予約をとるための運転者を決める際に注意していただきたいのは、レンタカーの支払いは運転者がするという事です。
アメリカのレンタカーでは「運転者=契約者=支払者」になります。
支払者をまとめたい場合
現地で返却時に「レンタカー代金はこのクレジットカードでまとめて払いたい」と担当者にアレンジすることも可能ですが、イレギュラーな対応は良からぬ事態を招くだけなので、おすすめできません。
そこで、レンタカーの支払いをまとめたい場合は、日本円で事前に支払うプランをおすすめします。
なぜかというと、日本円で事前に払うプランだと、運転者名義でなくとも振り込みやクレジットカードでレンタカー代金を払うことができるからです。
忘れないように!
日本円で事前に払っていても、支払いの有無とは関係なく、現地カウンターで運転者のクレジットカードを提示しなければ車は借りれないので、契約者本人名義のクレジットカードは忘れないように持っていってください。
また、追加の運転者もメインの運転者同様に国際免許証や本人名義のクレジットカードが必要になるので、忘れないようにしてください。
まとめ
- 予約の仮押さえはできないので、車を抑えたい場合はキャンセル料のかからないプランで予約をする。
- 予約が重複してしまうとキャンセルされる可能性もある。
- 2台以上必要な場合は違う運転者名で予約をとる必要がある。
- 支払いをまとめたい場合は日本円払いのプランを利用する。
- 事前に支払っていく場合も、契約者本人名義のクレジットカードは契約時に必須。
- 追加運転者もメインの運転者同様に国際運転免許所やクレジットカードが必要になる。