ここでは一般的なアメリカのレンタカー借出し手順を説明します。
レンタカーの借出しは、レンタカーの「契約日」として一番大切です。難しいことはないのですが落ち着いて契約内容を確認し車を借りましょう。
レンタカーを借りる7つのステップ
1. 営業所へ向かう
アメリカの空港営業所はほとんどの場合はシャトルバスで営業所へ向かいます。空港内の「CAR RENTAL」のサインに従うとシャトルバス乗り場があるので、迷うことはほとんどありません。また、空港内にカウンターがある場合はそのままサインに従うとレンタカーのカウンターまで行きつく事ができます。
営業所までの行き方は、基本的に心配しなくても「行けばわかる」程度で問題ないと思います。
日本人が海外でレンタカーを一番利用するホノルル空港では、空港に到着後にシャトルバスを使わず徒歩5分で営業所まで行けるようになりとても便利になりました。
市内の営業所へは徒歩で行く事が多いです。
アメリカ本土では担当者が迎えに来てくれるピックアップサービスをしているところもあります。しかし、事前に予約することができない事がほとんどで、営業所に直接電話(英語)をかけて送迎をお願いする形になります。これが時間通りに来ないことも多いので少し時間には余裕を持っておいてください。
ハーツのアナハイム店でピックアップサービスを利用した時はLyftというサービスで送迎をしてもらいました。最近ではLyftやUberを使って送迎する営業所も増えているようです。
2. 列に並ぶ
工程ではないんですが空港からの利用はピークシーズンや飛行機がまとめて到着する時間等はかなり待つ時場合があります(1時間以上待ちます)。
単純に「運」次第ではありますが、回避策としては日本からも会員登録ができるハーツやエイビスを利用し、事前に会員になっておくことで優先的にサービスを受けれるので待ち時間を減らすことができます。
ちなみに市内からの利用でも待ち時間は気を付けなければなりません。
例えばワイキキ市内のようなリゾート地の中心の営業所の場合、朝一番から車を借りにくる人たちで溢れます。この辺は営業所によって対応は違いますが、メンバーシップを持っていれば多少待ち時間は軽減できると思います。
3. 契約手続き
カウンターについたら予約番号の入った予約確認書を見せまます。そして、運転者の免許証とクレジットカードも忘れずに。また、バウチャーを要するプリペイドプランの場合はバウチャーもこのタイミングで提出してください。
上記で少しふれた会員サービスですが、会員に登録していると既に契約書も作成されており、契約手続きは免許証を見せるだけという具合に手間を省くこともできます。
ただ、契約書の内容確認は忘れないようにしてください。ごくまれに事前に作成された契約内容が間違っている場合もあります(私は過去50回くらいのレンタルで2回ありました)。
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4. 契約書の作成
事前に予約をしてあるので「現地では契約書に署名をするだけ」のはずなのですが、アメリカでは予約時に申し込みをしていないオプションや保険のすすめを受けます。簡単に受け流さずに不要なオプションはしっかりと「NO」といいましょう。
また、このタイミングでアップグレードをすすめてくれる場合も有ります。少し割高な場合も有りますが、本当に安くアップグレードできる場合も有ります。英語に自信がなくても、基本的にはYESかNOで対応できます。
5. 契約書の確認
このステップを怠ると、後でトラブルになることがあります。
特に、契約書作成時に予約になかったオプション・アップグレードをすすめられた場合や、英語に自信がない場合は必ず契約書に穴が開くほど確認してください。
ここで確認する最大のポイントは最終的な料金が予約の通りになっているかです。プリペイドプランで申し込みをしている方は、現地で追加料金が発生しているかも確認をしましょう。
サインをした後でもまだ車は利用していませんので、何か不明な点があったら必ず質問してください。
6. 鍵を受け取る
契約が無事完了したら鍵を受け取ります。その後、自分の借りる車がとめてある駐車場番号を教えてくれます。
リモートキーの「開ける・閉める」のボタンをピコピコすると車のヘッドライトが点滅し、ピッピーと鳴ってくれますので車を発見しやすいです。
繁忙期は難しいと思いますが、大きい営業所で在庫に余裕がある時期(8・12月以外)は、もし割り当てられた車が気に入らなかったら他の車に変えてもらえる時もあります。あくまでも在庫状況次第です。忙しいと断られます。
ハーツのアルティメイトチョイスやアラモのアラモセレクトが使える営業所では自分で車が選べるようになっています。仕組みは簡単で車種クラスごとに並んだ車の中から自分で車を選んで出発するだけです。
7. 車の確認
ほとんどの場合、車の傷の確認や計器類の確認は自分で行います。何か異常があった時や傷がある場合は必ず係員に知らせてください。
係員へ知らせるのを忘れてしまうと、その傷や故障は借主が原因とみられてしまいます。計器類も一旦エンジンをかけてワイパーやウインカーを付け、ギアも一通り入れてみて、念には念を。また、ガソリンの残量もきっちり確認してください。
レンタカーは貸出時のガソリンは通常満タンです。ガソリン満タン返し不要プランを申し込んでる方は特にガソリンが満タンであることの確認を忘れないでください。
借出し時のチェックポイント
車のサイズを確認
明らかに自分が予約した車とサイズやグレードが違うと感じるときは契約書を見直してください。アップグレードをすすめられた時に誤って承諾してしまった可能性もあります。利用後に「アップグレードされてるなんて知らなかった」といっても後の祭りです。
契約書の金額を確認
最終的な金額を契約書面上で確認してください。係員が「アップグレードはサービス」と言っていても、「サービス」=「無料」ではなく、「有料のサービス」の場合も有ります。プリペイドプランの方も、追加料金の確認を忘れずに!
車の状態の確認
主なチェック項目は、傷、へこみ、計器類、ガソリン残量です。著しく車が汚い場合も何か気づいたら係員へ報告しましょう。最近では、借出し時の報告漏れ対策のためにスマホでビデオや写真を撮る方もいます。
とは言え、CDW/LDWに入っている場合は例え傷やへこみを自分の過失にされたとしても、保険で賄うことができるのでそこまで神経質になる必要はありません。
ただ、保険でカバーできないタイヤや汚れの確認、また、安全に走行できる車の確認は保険云々の話ではないので、しっかり確認しましょう。
一通り終わったら、いざ出発!マナーを守って運転しましょう!
最後に
営業所情報のページでは各空港営業所のレンタカーオフィスへのアクセス方法を紹介しています。
また、実際に私が利用した営業所はこちらのリストから見ることができます。ぜひ参考にしてみてください。