レンタカーを借りるには、大きく分けて空港から借りる場合と市内から借りる場合があります。借りる場所で値段も変わってくるので、目的に応じて最適な利用プランを考えてから予約をすることが大事です。
ここでは空港から借りる場合と市内から借りる場合について知っておくべきポイントを紹介します。
空港と市内の営業所の違い
税金の違い
空港から借りる場合と市内の営業所から借りる場合の大きな違いは、「カスタマーファシリティーチャージ」や「空港利用料」等の税金の類があります。
「カスタマーファシリティーチャージ」や「空港利用料」は空港から借りる場合のみにかかる金額で、これが意外と馬鹿になりません。例えばロサンゼルス空港のカスタマーファシリティーチャージは高額で1日7.5ドルです。また、空港利用料はほとんどの空港で11.11%で、こちらも侮れない金額です。
しかし、実際のところは税金・保険等が含まれるパッケージプランを利用すれば、空港利用料や税金の類がパッケージ料金に含まれているため、市内から借りる場合と同料金の場合がほとんどです。
逆に、必要な保険は現地でつけるシンプルなレンタカープランを予定されている方(フルカバーのパッケージプランでない場合)は、空港からのレンタルより市内のレンタルは割安になります。
※ 最近では、市内の便利な営業所からのレンタルにすると、逆に料金が高い設定の会社もあります。
在庫の違い
空港営業所は市内の営業所と比べて規模が格段に大きいです。そして、営業所の規模が大きいと車の在庫も多いので車の融通も効きます。
例えば割り当てられた車に不備がある場合も空港営業所ではすぐ他の車に代えてもらえます。空港でもすぐに代えてもらえないくらい混み合う時期は市内の営業所ではそれ以上に待たされます。
市内の営業所では燃費を考えてあえて小さい車を予約していたのに当然の様に大きな車になったりすることもあります。これは市内の営業所は在庫に限りがあるので、車の不備にかかわらず直前で調整がきかないとこういう事がおきます。
特にミニバンなどの特殊な車を予約している場合は頻度良く起きるので、そのクラスの車が必ず必要な場合はやはり空港から借りる方が良いです。
営業時間の違い
アメリカの空港営業所の営業時間は24時間のところが多く、そうでない場合も飛行機の発着便を考慮して営業しているので空港に着いてすぐ借りる場合や返却後に飛行機に乗る場合も営業所が閉まっていることはありません。
市内から借りる場合は営業所の営業時間は地域によってまちまちで、営業時間内に返却できずにもう1日車をキープしなければいけない場合もあります。その場合は1日多く借りる料金だけでなくホテルの駐車場料金ももう1日かかるので思わぬ出費につながります。
市内からレンタカーをする際は、必ず営業所の営業時間を確認してください。
どちらで借りる方が良い?
「この日はレンタカーでショッピング!」等、旅のプラン&レンタカーの目的が明確に決まっている方や、空港の送迎バスがついているパッケージツアーで旅行の場合は、あえて空港に戻ってレンタルをするより必要な時に近場の市内からのレンタルが良いと思います。
レンタカーを余計な日数キープすることもなく、駐車料金も考えると予算をかなり抑えることができます。
ただ、旅行中に長距離ドライブに出る方や、特殊な車のタイプを希望している場合は空港からのレンタルの方が無難です。空港から利用のさらなるメリットとして、アラモやハーツだと自分で乗る車を選べるサービスを展開している営業所もあります。
ワンウェイで借りる
大手のレンタカー会社では、空港営業所で借りて市内営業所で返却、市内営業所で借りて空港営業所で返却等のワンウェイレンタルも可能です。
その際、車種クラスによってもワンウェイ料金が変わってくる場合もありますので、必ず確認してください。うまく使えばとても便利なシステムです。ただ、ワンウェイレンタルをする場合は、あらかじめそのように予約を取る必要があります。
最後に
私は基本的には空港到着後にすぐ空港からレンタカーを借りてしまいます。ただ、必要な日数より多めに車を借りる事にもなるので、便利ではあるもののちょっと高くつくこともあります。
レンタカーを借りる場合は駐車場料金も含め自分の利用目的に合わせて3パターンぐらい予約内容をシミュレーションしてみる事をお勧めします。