初めてアメリカでレンタカーを借りる方のために、「レンタルガイド一覧」の内容よりレンタカーのポイントを掻い摘んでまとめてみました。しっかりとした知識を持って挑めばアメリカのレンタカーは意外と簡単で旅の充実度も上がります。
内容が重複してしまうところもありますが、初めてのレンタカーがロサンゼルスの方は「ロサンゼルスでレンタカーを借りるなら全部教えます」もご覧ください。
レンタカーを借りる前に
レンタカー利用条件
アメリカでレンタカーを借りるには年齢が21歳以上である必要があります(25歳未満の場合は追加料金がかかります)。そして、予約・利用には下記のものが必要になります。
- 日本の運転免許証
- 国際免許証、またはレンタカー各社の免許翻訳サービス※
- クレジットカード
※ハワイ・グアムでは国際免許証は必要ありません。
最近ではハーツ、ダラー、エイビス、バジェットの4社が無料で免許翻訳サービスを行っており、オンラインで取得する事ができるので便利です。
また、レンタカーの契約や支払いは運転者が行います。
利用条件ではないのですが海外レンタカーが初めてであれば予備知識として「日本とアメリカのレンタカーの違い」をご覧ください。少し厳しめに現実を書いていますが、文化の違いは理解しておくと良いと思います。
レンタカーの予約
レンタカー会社の選び方
レンタカーを選ぶ時は日本にも事務所がある大手レンタカーを選ぶようにしましょう。また、予約も日本語の公式ページから取るようにしてください。
下記が、私がおすすめする5社です。
なぜ公式サイトから予約を取るべきかと言うと、現地で何かトラブルがあった場合は基本的に予約を取ったサイトの窓口でサポートをしてもらいます。その為、英語の格安サイトから予約した場合は現地のサポート窓口(英語)かその格安サイトに連絡を取らなければなりません。
どのレンタカー会社を選ぶかの基準ですが、「アメリカ・レンタカー5社を利用して分かった各社の特徴と選び方」をご覧ください。
アメリカのレンタカー会社について色々と悪い評判もネット上にありますが、私は5社全部のレンタカーを利用したことがあり、どの会社もちゃんと理解して利用すれば何も問題なく快適に利用ができます。
保険の選び方
レンタカーの保険は名前も難しく内容が良く分からないものがあります。
その中で私が絶対に入ったほうが良いと思う保険は、借りた車の損害を補償する「自車両損害補償制度」と事故を起こした際の相手方の車や傷害の補償(対人・対物補償)額を上げる「追加自動車損害賠償保険」です。
自車両の補償に関しては、自分の運転する車が大破したら(有限ですが)高額です。そして、アメリカでは相手方の補償にとてつもない金額がかかる可能性があるので対人対物の保険と合わせてこの2つの保険は必須だと思います。
各社保険の呼び名は異なるので、詳しい内容と合わせて「保険の種類を知ろう」をご覧ください。
よく、レンタカーの保険と混同してしまいがちなのがクレジットカードに付帯する海外旅行保険があります。しかし、クレジットカードの保険で、車(もしくは車の事故)に関してカバーできる保険はほぼ無いと考えたほうが良いです。
予約プランの選び方
保険、税金、返却時のガソリンの満タン返しが不要のフルカバーのパッケージプランがある場合はそれを利用するのがおすすめです。必要のない保険が含まれている可能性もありますが、車だけで借りて後から保険を付けるより結果的に割安になることが多いです。
もしパッケージプランが無い場合は現地での思わぬ出費を避けるため、予約の際に必要な物が全て予約できているかを確認したうえで税金などの「何が料金に含まれるのか」の内容も確認した方が良いです。
私は、予約の段階で上記の自車両損害補償制度と追加自動車損害賠償保険は必ずつける(もしくは含まれるプラン)ようにします。
オプション
レンタカーではカーナビ(GPS)やチャイルドシート等のオプションがあります。
カーナビ
一昔前まではカーナビがレンタカーの人気オプションでしたが、徐々にカーナビ事情は変わってきています。カーナビをご検討の場合は「レンタカーのカーナビ事情 | アメリカ・ハワイ」をご覧ください。
チャイルドシート等
お子様がいる場合は「お子様がいる方の注意点・ハワイ」をご覧ください。アメリカ本土は州によって年齢の条件が変わってくるので詳しくは個別で調べていただきたいのですが、アメリカのレンタカーのチャイルドシート事情についてはなんとなく把握できると思います。
その他
その他のオプションとして私が加入をおすすめするのはロードサイドアシスタンスサービスです。これは日本でいうJAFのようなサービスでレンタカーの保険類ではカバーできません。
実際タイヤのパンクやカギのとじ込みをしてしまうと思わぬ出費につながるので、こちらに入っておくことをおすすめします。
予約その他
利用する車種クラス、レンタカーの日数計算法など、その他の予約については予約方法をご覧ください。
利用の注意点
契約時
レンタカーを利用する上で一番大切なのは契約手続きです。
良くわからずに適当にYesを言い続けると不要なオプションやアップグレードを契約してしまうことがあり、返却時に高額請求を受けることになります。
特に注意が必要なのはハワイ等の日本人が良く利用する営業所です。レンタカーを使用した方のブログなどで散見していますが、カウンターの係員は日本人になれているので次から次へと追加オプション等を進めてくる場合があります。
相手が何を言っているかわからなくても、ちゃんと契約書面状で予約時の料金と相違は無いかを確認したうえでレンタカーを借りるようにしましょう。
もちろん、気合を入れてカウンターに臨んだら意外と何もすんなり借りれてしまうことも多いです。
借り方についての一般的な注意事項は「レンタカーの借り方・手順」で確認ができます。また、もし私がすでに使った事のある営業所であれば「一覧 | 利用したアメリカのレンタカー営業所」から実際の利用体験を見ることができます。
ちなみに、ハーツやエイビスなどの会員サービスを展開している会社では、免許証を見せるだけで、「え?これで手続き終わり?」と言う程に簡単に契約手続きが終わってしまう場所もありますが、それでも契約内容を確認する必要はあります。
車をピックアップ
基本的には空港営業所では手続き後に駐車場番号を言われ、その番号に車を取りに行きます。市内の営業所であれば利用する車を持ってきてもらえることが多いです。
車を確認して、特に問題が無いようであれば車を乗りだしてOKです。
借りる車に多少傷がついていても、乗るのに気にならない程度の傷の場合は私はそのまま利用します。自車両損害補償制度(LDW)に加入していれば、例えその傷が自分が付けたことにされても免責額無しなので後から支払いが生じることがないからです。
もし、車種や色が気に入らない場合は、係員に車を変えてもらえるか聞いて見ましょう。同じクラスの車に空きがあれば変えてもらえるかもしれません。
ただ、忙しい営業所だと、変えてもらえる車が無い場合もあります。
利用中
ワイパーやウインカーの間違えは誰にでもよくあることなので、特に気にせず逆走だけはしないようにしましょう。アメリカの交差点では赤信号でも右折ができたり、日本にはないSTOPサインをよく目にします。
こういった交通ルール等やレンタカー利用中の注意事項の詳細は利用方法をご覧ください。駐車場の一般情報や、お子様を車に乗せる場合、ガソリンスタンドの使い方なども紹介しています。
注意事項・知っておくと便利な情報
レンタカーを利用する際に心配な「もし事故にあったら?」や「交通違反をしてしまったら?」等、色々な状況の対応方法はお役立ち情報で紹介しています。
また、英語が不安な方にもレンタカーでよく使用するセンテンスをまとめた使える英会話集もあります。
ご利用前に一読されることをおすすめします。
最後に
公共の交通手段が便利なハワイでも旅行者の20%近い方がレンタカーを利用していて、さらに、実際に一度レンタカーを借りた方は次の旅行でもレンタカーを借りる方が多いようです。
HowtoRoadTripでは私の経験に基づきアメリカでレンタカーをするための情報・体験談をシェアしているので他のページもチェックしてみてください!
レンタカーは一度借りると旅の必須アイテムになってしまう程便利です。是非初めてでもトライしてみてください。